幼児教育と脳への刺激
幼児教育では脳への刺激が大切であるといわれています。脳が急速に発達する3歳くらいの時期に幼児教育を行うとよい、という考えがあります。
脳への刺激は3歳位の敏感な時期に行わなければならず、あとになってからでは遅いという話も聞いたりしますが本当でしょうか。
そもそも脳の発達とはどのようなことを指すのでしょう。
脳の発達とは脳細胞の繋がりのことをいいます。
脳細胞には突起がついており、その突起同士に電気が通りやすい回路をつくっていくことになります。
脳が発達するということは、この繋がりが上手に出来て機能が向上することを指すようです。
脳の細胞は100億以上あると言われていますが、これらの細胞が複雑な回路を組み上げていくのです。
しかし、これら多くの組み合わせも、すべて使用するのかというと、そうではありません。
使用しない組み合わせは解体されていきます。
組み合わせを作る作業と解体していく作業は一生続くと言われています。
3歳までに作られた組み合わせも使用しなければ解体されてしまうのです。
多くの刺激を3歳までの脳に与えたとしても、使用しなければ消滅してしまうのです。
多くの刺激を受動的に受けるというより、自発的な刺激を受ける雰囲気と機会を作ってあげることが大切であるようです。
テレビをずっと見せているよりは、自然の中で風を感じたり土の匂いを感じたり、虫と戯れたりという刺激が脳にとってはいいようです。
結果をいえば、特別な刺激を与えなくてもいいようです。
幼児教育とバイリンガル
これからは国際化の時代であるといわれています。そのため、わが子にはバイリンガルになって欲しいと思う親もたくさんいます。
英語が上手に話すことの出来ない親であればなおさらです。
英語のビデオを見せたり、英語の曲を聞かせたりして、早期から英語の幼児教育に取り組んでいます。
言葉の習得は、その言葉が必要であるかどうか、またはその言葉を話すことによる喜びがないとマスターされません。
英語の刺激を与えたとしても、自分の役に立たなければ記憶から消えてしまうのです。
脳細胞も使用していない回路は解体されてしまいます。
アメリカで6歳まで生活して英語を自由に操ることができる子供であっても、日本に帰国した途端に英語がしゃべれない子供になってしまうといいます。
実際にそのような子供はたくさんいます。
日本で生活するには英語は必要でないからです。
または、英語を話すことによる喜びを6歳では見出すことができないからです。
幼児期ではなく、もう少し大きくなれば別の目的を探して、なぜ英語をマスターしなければならないのか、という目的に向かって学習できます。
このような場合であれば英語も記憶に残っていきます。
小さい幼児に沢山の刺激を与えたとしても本当に必要でなければ身についていきません。
刺激を与えるだけの幼児教育はまったく意味が無いといわれています。
英語をマスターさせたいのであれば、英語を話したり聞いたりすることによる喜びを幼児に与えてあげることが大切であるようです。